Ⅰ 広島県清港会の概要

 

 一般社団法人 広島県清港会の概要

  

1 名称及び所在地

 ・ 名  称  一般社団法人 広島県清港会

    (一般社団法人等の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関

              する法律(平成18年法律第50号)第45条の規定により広島県の認可を受

     けた法人)

 ・ 所在地  本 部  広島市南区宇品海岸三丁目12番72号   

 ・ 事務所  広島支部 (本部所在地と同じ)

        尾道支部 (尾道市古浜町27-284)

        福山支部 (福山市新涯町2-23-1)

  

2  設立目的(定款第3条)

  本会は、広島県内の主要港(広島港、尾道糸崎港、福山港)及びその周辺海域に

 おいて、漂流物及び汚物等の除去並びに海洋汚染防止の啓発に関する事業を行い、

 もって航行船舶の安全を図るとともに、港湾の美観の保持及び公衆衛生の向上に資

 することを目的とする。

  

3 沿 革

  広島県内の主要な港及び周辺海域は、昭和40年代初期以降、我が国経済の急速

 な発展により、船舶や河川から排出した塵芥、流木、樹皮等の漂流物によって著し

 く汚染され、船舶の航行障害、水産資源の生育等に多大な弊害をもたらした。

  汚染された海域をきれいにするため、港湾及び周辺海域に利害を有する企業・団

 体は、関係市町及び、海上保安部等と協力し各地区に海上の清掃活動を行う組織を

 立ち上げ、昭和46年1月に広島清港会、昭和48年2月に広島県東部清港会、

 昭和50年9月に福山清港会を設立した。

  その後変遷を経て、昭和55年4月に広島、尾道、福山各地区の清港会が統合さ

 れ、社団法人広島県清港会として発足した。

  平成25年4月に法律の改正に伴い、広島県の認可を受け「一般社団法人広島県清

 港会」に移行し、現在に至っている。

  

4 会 員(R6.10.1現在)

支部別

広島支部 

尾道支部 

福山支部   

合 計

   会員数   

101 名

120 名

110 名

331 名

 ※「会員名簿」は次を参照 ⇒ 法人情報>会員名簿

  

5 役 員 

・会 長

池田 晃治 (広島商工会議所会頭)

・副会長(広島支部長)

大塚 直子 (㈱ヒロクラ代表取締役社長)

・副会長(尾道支部長)

姥迫 日出乃進(㈱青木組代表取締役会長)

・副会長(福山支部長)

柳沢 秀俊 (JFEスチール㈱西日本製鉄所常務執行役員副所長)

・専務理事

杉本 博之 ((一社)広島県清港会)(賛助会員)

・理 事

21名 (会長1名、副会長3名、専務理事1名を含む)

・監 事

6名 

      ※「役員名簿」は次を参照 ⇒ 法人情報>役員名簿

  

6 組織体制

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7 主要事業

  • 漂流物・汚物等を除去し、清掃及び整理を行うこと
  • 漂流物・汚物等の流入、投げ捨て等の防止及び水面の汚濁防止に関する啓発を行うこと
  • その他本会の目的を達成するために必要な事業

  

8 清港活動

 (1) 活動区域

   ・ 広島支部

      広島港港湾区域及び廿日市市、江田島市、海田町、坂町の周辺海域     

           清掃海域図 ⇒ kaiiki.hiroshima.pdf

   ・ 尾道支部

      尾道糸崎港港湾区域及び向島、因島の島しょ部の周辺海域

           清掃海域図 ⇒ kaiiki.onomiti.pdf

   ・ 福山支部

      福山港港湾区域及び福山市(一部を除く)、笠岡市の一部の周辺海域   

           清掃海域図 ⇒ kaiiki.fukuyama.pdf

 (2) 活動形態

   広島県から無償貸与を受けた清掃船により、原則毎日稼働させ、海面における

  漂流物等を回収する。

 回収した漂流物等は、各港において次のとおり処理されている。

港 湾 名

        処  理  方  法

 広島港

 廿日市地区のふ頭用地へ運搬陸揚げ、又は清掃船を係留している通船桟橋で陸揚げ後、産業廃棄物として処理

 尾道糸崎港

 松永地区の機織岸壁へ運搬陸揚げ後、産業廃棄物として処理
 福山港  新涯岸壁へ陸揚げ後、分別を行い、福山市のゴミ処理場にて産業廃棄物として処理

   

9 清掃船舶の状況 (所有者 広島県)

広島支部

すいようⅡ

(平成16年10月建造、15トン)

乗組員3名

尾道支部

じょうようⅡ

(平成23年 3月建造、15トン)

乗組員3名

福山支部

せいようⅡ

(平成23年 3月建造、15トン)

乗組員2名

       ※「清掃船の紹介」は次を参照 ⇒ 清掃船の紹介

 

 10 令和5年度の活動状況

 (1) 各支部清掃船の稼働日数

広島支部  223日  (対前年-1日)

(4年度 224日)

尾道支部  222日  (対前年+4日)

(4年度 218日)

福山支部  206日  (対前年-6日) 

(4年度 212日)

 (2) 海上清掃の実績

区 分 一般ゴミ 流 木 流 竹 発泡スチロール 石油缶類 廃 船 その他
5年度  87㎥ 366本 472本  584個 10缶 0隻 多数
4年度  93㎥ 380本 502本  990個 14缶 1隻 多数
前年度比率 94% 96% 94% 59% 71%  0%  

 ※ その他は、特に空きカン・空きビン・ペットボトルです。

 

11  決算の状況 (令和5年度)

(1)収入の部

科  目 収 入 額(千円) 内     容
会  費 11,970    会員数 321名(法人、団体、市町)
補 助 金 62,417    県及び市(広島、尾道、三原、福山)
そ の 他   1    利子
雑 収 入 1  
74,389    

(2)支出の部

科  目 支 出 額(千円) 内     容
 管 理 費

1,988  

 本部事務費等
 事 業 費 71,107    人件費、燃料費、船舶修繕費等
そ の 他 1,294    船舶整備積立金、事業運営積立金等
74,389    

        ※「決算の状況」は次を参照 ⇒ 予算・決算